私ども、やと子ども美術教室は、遊ぶことを大切に考えます。遊びを通して、子どもは自分に必要なことを吸収します。
遊びを通して、子どもは自分に必要な順番で学びます。遊びを通してのみ、なりたい自分になっていきます。
子どもは、一人の表現者と捉えます。ピカソと同じです。
自分から沸き起こる衝動、やりたい欲求を大切にします。
そして私たち大人も、一人の表現者です。共同アトリエに集う大きなアーティストと小さなアーティストです。
ピカソに指図はしません。手伝いもしません。周りと違うことをしても、止めません。
ピカソが何を感じて何をするつもりなのか、ただワクワクします。
作品をじっくり観て、自分の言葉で感想を漏らします。
形に残らない作品があり、それは体験そのものです。
制作時の顔の表情や、過ごした時間です。
形に残る作品は家に飾ることもできます。それは旅行の記念写真のようなもので、旅行体験そのものではありませんが、
どのような体験だったのか想像することがコミュニケーションの入り口にもなります。
表現することは、生きることです。生きることに上手い下手はありません。
そのままを「評価」ではなく、受け容れられることで、次の表現が生まれます。
自分で感じて、決めて、やってみて、受け容れられる。このサイクルが、自分への信頼に繋がります。
そして他人に受け容れられる/られないに関係ない、自分軸ができることを目指します。